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2006年04月30日(日)

●vintage moon festival

jacket Moonriders:最後の晩餐
今日のライブではこのアルバムからは演奏されなかったのだけれど、脳内でグルグル。

 晴れ

 昨日の酒が少々残っているまま、午後イチの新幹線に乗って東京へ。日比谷野外音楽堂で行われるムーンライダーズの三十周年記念コンサート「vintage moon festival」に行く。
 今回オープニング・アクトとして、ムーンライダーズの老舗カヴァーバンド(暦28年!)「架空楽団」が演奏する事が前情報として伝えられていたので遅刻しないように早めに家を出た。

 気持ちの良い日差しの中、日比谷公園を歩いているうちに、次々とライダーズを通じて知り合った友人達と出あう。文字通り日本中からこの会場に集まって来たのだ。
 持っているチケット別に列を作るように指示された。指定席なのでどのタイミングで入場しても座る場所は決まっているのだが、列の一番前に陣取って待つ。定刻を少し押して入場すると同時に、ステージにスタンバイしていた架空楽団の演奏がスタートする粋な演出。思わず小走りになりつつ、ステージ上のメンバーに右手を大きく上げてエールを贈った。

 「本家のライブのオープニング・アクトを務める。」カヴァー・バンドにとって、これに勝るご褒美は無いのではないだろうか。メンバーの心中を思うとついつい目頭が熱くなる。そして友人であるG夫妻がそのメンバーである事を誇らしく、また羨ましく思う。おめでとう。

架空楽団

架空楽団

架空楽団 演奏曲
01)VIDEO BOY
02)薬屋さん
03)釣り糸
04)ビューティコンテスト
05)大人は判ってくれない
06)Y.B.J.
07)魅惑の港
08)イスタンブール・マンボ
09)マニアの受難
10)HAPPY/BLUE'95
11)くれない埠頭

 最後の「くれない埠頭」ではムーンライダーズ本家のメンバーが登場して架空楽団メンバーから楽器を手渡しされて演奏を引き継ぐ、これまた粋な演出が。この時点で涙腺は完全にぶっ壊れていた。
 artmania氏による素晴らしい写真はこちら

 そして本編。次々とライダーズ縁のゲストが登場して歌い繋いで行く様は、さながらThe BANDのLast Waltzのようだ。
 昨年のツアーでは体調不良で不参加だったかしぶち哲郎氏も完全に復帰。坂田学とのツイン・ドラム体制でサウンドは厚い。

ムーンライダーズ 演奏曲
01)くれない埠頭 (架空楽団から引継ぎ)
02)大人の悩みに子供の涙 (みうらじゅん)
03)鬼火 (みうらじゅん)
04)Frou Frou
05)30
06)BTOF (feat.青山陽一)
07)青空のマリー (feat.サエキけんぞう)
08)ボクハナク (feat.カーネーション直枝&大田)
09)工場と微笑 (feat.カーネーション直枝&大田)
10)My Name Is Jack (feat.野宮真貴)
〜ポカスカジャン/絵描き歌など〜
11)大人の悩みに子供の涙 (feat.ポカスカジャン)
12)スカンピン(曽我部恵一)
13)空から降ってきた卵色のバカンス(feat.原田知世)
14)大寒町 (feat.あがた森魚)
15)赤色エレジー (feat.あがた森魚)
16)塀の上で (feat.遠藤賢司)
17)ビートルズをぶっとばせ (遠藤賢司)
18)くれない埠頭 (feat.PANTA)
19)9月の海はクラゲの海 (feat.高橋幸宏)
20)夢ギドラ85’(以下コーラスで Ray of Lightが参加)
21)週末の恋人
22)バーレスク
23)マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン
24)冷えたビールがないなんて
25)Beatitude
26)Don't Trust Anyone Over 30 (全員)
(アンコール)
27)Acid Moonlight

 キラ星のようなゲスト陣のパフォーマンスは、ライダーズへのリスペクトに満ちていて、かつ個々の色が出ている物ばかり。青山陽一氏の艶っぽいギタートーン(クラプトン直系だね。)や、曽我部恵一氏の生ギター一本での、夜空に溶けて行くような歌声や、遠藤賢司氏が轟音でエレキギターをかき鳴らしながらの客席への乱入等々、全てが素晴らしかった。あ、ポカスカジャンのコントも最高!(笑)

 そんな中、あらためてあがた森魚氏の歌力はもの凄いと感じた。ゲスト陣の中で一番古い付き合いになるであろう彼の祝辞が心に深く響いた。

「『大寒町』、素敵な詞をありがとう、博文君!」
「岡田君、アルバム『日本少年』で「ウエディング・ソング」、ありがとう!」
「かしぶち君、『リラのホテル』ありがとう!」
「白井君、『バンドネオンのジャガー』で素敵なギターありがとう!、また素敵な曲を書いてね」
「くじら君、デビュー曲『赤色エレジー」のバイオリン、いつも素敵な演奏ありがとう!」
「そして、窓辺でマザーズ・オブ・インベンションをかけて僕を待っていてくれた慶一君、ありがとう!!」 

 またしても涙腺は崩壊するのだった。

 そして本編最後には全てのゲストがフロントに並んで「Don't Trust Anyone Over 30」が。その一番端に架空楽団のメンバーも並ぶ。ドラムはかしぶち哲郎・坂田学・高橋幸宏のトリプルドラムだ。
Don't Trust Anyone Over 30、
Don't Trust Anyone Over 40、
Don't Trust Anyone Over 50、
Don't Trust Anyone Over 60!!
会場全員が腕を上げてコールする。現役バンドとして三十年間活動を続ける事は並大抵の事では無い、なんて事は容易に想像できる。もうこうなったら行ける所迄行って欲しい。 60歳になろうが、70歳になろうが、付いて行くよ。

 ライダーズがデビューした30年前に僕はギターを弾き始めた。つまり、僕もアマチュアミュージシャン歴として三十周年になるワケだ。こっちも止める気はさらさら無いよ。

 ライブ終了後、グッズ販売コーナーでTシャツやらブックレットを買い込む。

Tシャツ

ブックレット

 そしてライダーズを通じて知り合った方々と居酒屋に繰り出した。40人近くの人数を取り纏めてくれた幹事の方々に感謝。これまた濃密で楽しい時間を過ごす事ができた。

 途中、ライブ会場を出て出演者・関係者の打ち上げ会場に移動していたG夫妻と連絡が取れた。お言葉に甘えて混ぜてもらう事に。代官山の「モンスーンカフェ」へ向かった。
 着いた先は、ほぼ全ての出演者に加えて各方面(ミュージシャン、音楽ディレクター、プロデューサー、等々)、そうそうたるメンバーが談笑する異空間だった。隅っこで小さくなりながらも、目と耳は異常に研ぎすまされて、正直言って疲れました。だって、すぐ隣に高橋幸宏さんやあがたさんがいるのですよ。料理の味などわからなくなるよ。
 そんな場で「サイン下さい!」なんて無邪気に言い放つ勇気も無く、ただただ「すげー」と目を皿のようにするばかり。

 午前2時過ぎにそのお店での宴はお開きとなった。まだまだ呑み足りない人々は三々五々次の場所へと移動するが、僕とG夫妻は電池切れ。渋谷までタクシーで出て、仮眠をとる為に僕はカプセルホテルへ、G夫妻はインターネットカフェへ。
ありがとう。お疲れさま。

 十周年の時も二十周年の時も記念コンサートに行けずにいたので、今回初めてアニバーサリー・ライブに参加する事ができて本当に嬉しかった。そして今年のライダーズの活動はまだまだ続く。秋のアルバムとツアーが今から楽しみだ。

コメント

ごめん、無邪気に(いや、もーすごい緊張の連続っすよ(笑))サイン貰って回って(^^;
でも、あがたさんに「あがたさんがいちばん良かったです云々」って伝えることが出来て、すごく嬉しかった! みたいな瞬間の連続が丸1日。

未だにでろでろ(笑)

-->らびちゃん
いやいや、あなた達は堂々とサインをもらって良いスタンスですよ。無邪気上等(笑)。
僕もまだデロデロです(笑)

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